「脱毛症で悩んでいる人はいつも”暗い”人が多いんだよね。もっと”明るく”なろうよ。」
お医者様に言われた一言が今でも忘れることができません。もちろんネガティヴな意味でです。
床に髪の毛がまとまって落ちていたり、起きたら枕に毛がついていたり、お風呂場の排水溝がつまる頻度が高くなったり。症状は自覚していたつもりでしたが、見て見ぬ振り状態。
ある日恋人が私の髪を軽く撫でただけで、10本ほど彼の手に毛がついていました。彼が驚く表情で「一度病院に行った方がいいかもね」と言った時、症状を自覚しました。
病院で診察に1時間待ったあと、ほんの1分の診察時間内で言われたのが、「暗い」とのこと。私は怒りがこみあげましたが力が湧かず、もう「そっか」という諦めしかありませんでした。
処方薬も効かず、余計に「暗く」なる一方でした。
髪の不安から恋人にひどいことを言ってしまい、ストレスがたまり、髪が抜け、
髪が抜けたことでストレスがたまり、夜眠れず、生活が不規則になり。最悪の循環だったと思います。
その後、徐々にストレスを全て取り除くように環境整備を開始しました。
1年かけて職場を変えて、自分に合うお医者様を探しました。単身住まいから、実家に一時的に帰り、数週間ですが休暇を設けました。すると、若い短い毛が、少しずつ生えてきたのです。
”スカスカ”だった髪も、今は90%程度回復していると思います。
髪は人間の一番外側にあるものです。気になるのは当然ですし、「気にしないで」なんて他人事を鵜呑みにする必要はありません。しかしいつか「あ、今髪のこと忘れてた」なんて時が必ずきます。その時を徐々に長くしていくためには、ストレス環境を整備してみてはいかがでしょうか。
私たちが「暗く」なる必要はどこにもないのです。